ミョウガを庭に植えてはいけない?勝手に生える理由4つと植え替えや株分けのベストな方法をご紹介!プランター栽培法もまとめた!

4 min

ミョウガはシャキシャキ食感や風味が良く、薬味として各ご家庭で大活躍ですよね。

収穫時期の6月から10月にかけてはスーパーで安く販売されているのをよく見かけます。

そんなミョウガは、プランターで栽培するには問題ないのですが地植えで育てるには少し注意が必要です。

ぜひ家庭菜園で楽しんで頂きたいので、チェックする点をふまえてご紹介していきます!

なぜミョウガは庭に植えてはいけないのか?

ミョウガを庭に植える

ミョウガを植えてはいけないとされる理由をみていきましょう。

①繁殖量が強い

ミョウガは地下茎で繁殖するため、知らない間に広範囲に広まってしまうのです。

「畑の一角で育てるつもりが、畑全体に広がってしまった」という声を聞いたことはありませんか?

実は我が家でもそのようなハプニングがありました。

昔住んでいた家で栽培していた時、お隣さんのお庭にまで広がってしまいご迷惑をおかけしたことがあります。

幸いお隣さんは、理解のある方だったのでトラブルには発展しませんでした。

ミョウガは多年草と呼ばれ、4年から5年は勝手に生えてきてしまう植物なのです。

隣人の敷地にまで繁殖してしまうと最悪の場合、トラブルになりかねません。

1度生えてきてしまうと、数年は手に負えなくなってしまうので気をつけましょう。

②繁殖と比例して収穫量も増える

繁殖してしまえば実る範囲も広がるため、もちろん収穫も追いつかなくなりますよね。

地下茎は横に伸びる性質を持っているので、収穫時期には広範囲にあちこち生えてしまいます。

薬味として少量を使用するミョウガなので、大量に生えてしまっても食べ切ることができません。

私は親戚や近所におすそ分けしていましたが、何度もミョウガばかり分けることはできず、繁殖に追いつかなくなった経験があります。

③周りの野菜の成長を妨げる

ミョウガの地下茎が増えてしまうと、周りの植物や野菜が根を張ることができなくなってしまいます。

根が張れない植物や野菜は、当然枯れてしまいますよね。

実は、根の原因だけではありません。

大きいものだと草丈が人間の膝丈以上に成長するものもあります。

そうなってしまうと、背丈の低い植物や野菜に日の光が当たらなくなり枯れてしまうのです。

私も他の野菜を育てていたのにミョウガに畑の大半を使われてしまいました(^_^;)

そのために、他の野菜が育たなくなり、気がついた時には手遅れだったことがあります。

縦に生えても横に生えても厄介な植物なのです。

④駆除が難しい

やはり「地下茎」という点がネックです。

伸びた茎からさらに茎が生えてしまいます。

抜いても途中で千切れてしまうパターンが多いです。

そうなると残った茎からまた繁殖が始まってしまいます。

だからと言って、近くに他の植物や野菜があるにもかかわらず除草剤を撒くわけにもいきませんよね。

みょうがは勝手に生える?阻止する方法!

安全にミョウガを育てる

まずはみょうがが、勝手に生えるのを防ぐ必要がありますよね。

そのためには「スペースの確保」ができる場所に植えること。

「生えて良い範囲」をきちんと決めてあげることが大切です。

「スペースの確保」というのはミョウガが周りの植物や野菜に影響を与えないように、離れた場所で育てるのがポイントです。

そうすればミョウガの根が、他の植物や野菜の根の成長を妨げることもありません。

例え草丈が伸びてしまっても、他の植物や野菜には影響なくしっかりと日が当たるでしょう。

「生えて良い範囲」を決めてあげるために、私が行った方法をご紹介します。

掘った場所に防草シートを埋め込み、それ以上は繁殖しないようにする方法です。

こうすることで、根っこの成長を制限することができます。

広範囲に繁殖してしまうことを防げるのです。

ミョウガの植え替えや株分けのベストな方法は?

プランターで育てるミョウガ

プランターを使用することで根の繁殖を防ぐことができます!

そのため、むしろプランターの使用をおすすめします。

ついでにプランターで失敗しない育て方をご紹介しましょう!

①土作り

プランターの1番下に肥料を入れ、その次に土を入れます。

タネ株を植えたら覆うようにさらに土をかけてください。

先ほど説明した通り、ミョウガは1度生えると放置していても4年から5年は勝手に生えてきます。

そのため、土作りがとても重要なのです。

肥料が直接タネ株に触れないように、注意してくださいね。

土作りはタネ株を植える2週間前に行っておくと、土と肥料が馴染むのでおすすめですよ。

②ミョウガの植え替えのためのお手入れ

葉っぱが充分に生えてくるようになったら必ず間引きをしてあげましょう。

間引きを怠ると、葉っぱばかり増えてきてしまいます。

行き過ぎると、株本体に栄養がいかず枯れてしまうケースも考えられます。

[ad]

③ミョウガの株分け

植え替えといってもプランターの中のミョウガを全て植え替えるわけではなく、簡単にいうと株分けをしましょうということです。

まず、隣同士のミョウガを株分けして移動したいミョウガを根っこごと堀り起こしましょう。

そうすることで、窮屈を防げるのです。

残ったミョウガが空いたスペースに根を広げることができ、充分なスペースを確保できますね。

タネ株を植え替える時期は、秋の10月〜11月、春の3月〜4月が良いとされています。

この時期になるとミョウガが元気に育ち、プランターの中が混み合ってきます。

ですから、植え替え作業をしないと、植えっぱなしと同じ状況を作り出してしまいます。

このように、ポイントを抑えるだけでも栽培のハードルは低くなりますよ^^

庭に植えてはいけない他の野菜

ミントの葉

私が実際に育ててみて感じた、庭に植えてはいけない野菜についてご紹介しましょう。

それはミントです。

ミントを育てているご家庭も多いのではないでしょうか。

「私も植えているけど問題ないよ」と感じた方はおそらくプランターや、鉢を使って栽培されているのではないでしょうか?

実は、ミントもミョウガと同じ地下茎なのです。

香りもいいし彩りになるミント。

こちらも使用量は少量ですよね。

地植えしてしまった私は、花壇を覆いつくされました(;^ω^)

最初はポジティブに「ミントティーにしちゃえば捨てなくて済むかな」なんて思っていました。

案の定、我が家で初めは大好評だったミントティーは……最近誰も飲んでくれません。

何ごとも程よく栽培するために、その野菜の性質をしっかりと勉強した上で、行動に移す必要がありますね。

今回は厄介な地下茎についてふれましたが、除草剤がなかなか効かない野菜などもあります。

自宅で栽培できれば「無農薬」「自家製」「食費が浮く」とメリットがとても多いです。

取り掛かる前に、事前に下調べをしておくと楽しく野菜を育てることができますね♪

関連記事